松脂の基礎
やー!週一Youtube生放送、
夜の二胡教室2023年7月25日の要点まとめです。
二胡奏者の松脂基礎知識
ないと音が出ない
二胡、バイオリン、チェロなど、弓で弦をこすって音を出す楽器は、
弓毛に松脂を塗っていないと音がでません。
弓毛のキューティクルに松脂がくっついて、その松脂が摩擦を生んで弦を震わせます。
なので、松脂は演奏感や音色に直結する大切なアイテムです。
ライトとダーク
楽器用松脂には大きく分けて2種類
ライト と ダーク
があります。
<ライト>
・見た目、色が薄い
・さらり、なめらかな演奏感
・弦の引っかかりは弱い
・割れにくい
<ダーク>
・見た目、色が濃い
・柔らか、力強い演奏感
・弦の引っかかりは強い
・熱で溶けやすい、割れにくい
バイオリン用、チェロ用、二胡用…など、商品名には楽器の名前が指定されていたりしますが、これはあくまで目安です。
二胡専用といった松脂商品は少ないので、バイオリン用、チェロ用くらいまでが二胡でも使われています。
二胡における松脂
二胡を購入すると、オマケでついてくる松脂はほぼライトです。
ちょっといい松脂のおすすめをきけば、ベルナルデルなどライトタイプの松脂がほとんど。
これらは良い商品ですが、ダークの松脂も試してほしいところです。
昔、僕は「大きい音が欲しい=引っ掛かりのつよいダーク松脂がいいのかな」と思っていました。
ダークは引っ掛かりが強く、引っかかりが強い音がします。が、音量そのものとはあまり関係がないように感じました。
大きい音がする松脂を使うと、大きい音がする。
商品説明にはいろいろな言葉が並びますが、使ってみないと自分にとって良いかどうかがわからないものだと思います。
また、「この松脂は自分には全くあわない。使いたくない」といった、拒絶的な感想をもつ松脂もなかなかありません。
「こんな感じなんだ~」と思いながらも、どの松脂もちゃんと使えます。
松脂を購入する際には、あまり怖がらずに挑戦的な商品選びをしてもいいかも。
二胡の演奏感に影響が大きいアイテムとしては、
1位:駒
2位:フェルトスポンジ
3位:千斤
4位:弓
5位:弦
6位:松脂
といった感じでしょうか。あくまでなんとなくのランキング。
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