こばやし二胡教室 二胡・レッスン・制作

夜の二胡教室「上手下手で考えさせない立ち振る舞い」

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夜の二胡教室2025年2月5日号のレジュメをのせます

 

音の清潔感

時々、耳にしませんか?

「テレビでも有名な演奏家の○○、
実はあんまり上手じゃないよ」

そういわれると、そうなのかな?とも思うけど、
そもそも、言われるまで「上手か上手じゃないか」という視点で、その演奏家をみていなかった
ことに気が付くんじゃないでしょうか。

上手さには当たり前ですけど限界があり、
どんな人でも、もっとうまい人はいる。

でも、演奏家は、自分の表現をするために、技術を磨いています。
自分の表現にあった演奏技術を身に着けていきます。

最初は純粋に上達のために練習していたのでしょうけど、
そのうち自分の「やりたい」がまとまってきてからは、
「やりたい」ができる技術を身に着けるように、
練習の方向性を修正していってるんだと思います。

で、無限に上手に演奏することはできないので、
「自分のやりたい」じゃない部分、「やりたいけどできない」
も含めて、それをわざわざさらすような演奏はやらない

できない 部分を上手く表にださないようにしている。
だから、下手クソにきこえない、見えない演奏家になる。

この話は、どの段階でもある話です。

趣味の世界でももちろん。

教室の中だと、下手で上等、それをさらけだして、上達しようという場ですから、
隠す必要はない

でもそれに慣れすぎると、「何を出して何を隠すべきか」がわからなくなっていく

「しつけの問題」ともいえるかもしれません。
自分自身のしつけ。二胡の下手糞に聞こえる演奏をしてしまう、というのは、
他人の家に行って靴をそろえない、みたいな
ちょっとした心がけで印象が変わる部分もたくさんあると思います。

 

「このアイドル、歌下手やな」

ってのもそう。

もちろん上手にこしたことはないでしょうけど、
競技のような「上か下か」みたいな世界で戦ってない

上を目指すのは当然のこととして、
趣味なので、その人なりの取り組み方がどんなものであっても尊重されるべき。

人がどうであっても、
自分は
取り組みが足りないことを言い訳にしない
自分よりも頑張っている人伸びている人に敬意をもつ

そして、自分は「二胡で何をやりたいんだろう」これを考えていくことがとても大切じゃないでしょうか。

自分の興味、できること、強味にフォーカスして、
自分の演奏を考えていく
自分の演奏っていうのは作品で、人が自分で作った作品というのはとても自分にとっては大切なものになる。

 

「二胡の外の人から見ていいな、と思ってもらいたい」

 

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