こばやし二胡教室 二胡・レッスン・制作

夜の二胡教室「二胡の中古市場」

Pocket

夜の二胡教室2025年2月11日号のレジュメをのせます。

 

*****

 

二胡の中古販売について

二胡は中古の取引がある市場はとてもせまいです。
メルカリやヤフオクなどで、結局は個人間取引をすることがほとんどだと思います。

その原因と現状について

原因
まず、二胡自体が新しい楽器であること
もともと独奏されるような楽器ではなかったが、20世紀後半に一気に進化した楽器。
そのため、二胡は見た目こそ変わらないが日に日にいろいろな進化変化をしている。
古い楽器は「造りが古い」ことになる。
もちろん、それが品質そのものと直結するわけではく、言い方がとてもむつかしいが…
16世紀に楽器として完成していたといわれるバイオリンに比べれば、
二胡は古いものの価値が認められにくい。
現代的二胡の歴史が浅いので、古いもの、といっても20年程度前のものとなると、骨董的価値も考えにくい

また、二胡の皮に寿命がある
使っていればゆるんでくる皮。
張り替えてしまえば、それはオリジナルの状態とはいえなくなる。
その楽器の価値の証明がむつかしくなっていく

素材や職人のブランド証明がむつかしい
「誰がどんな材料で作ったのか」がわかりにくい。
最近は職人のブランド化は進んでいるので、名前が彫ってあればいいが、
彫ってある名前が達筆で読めないという問題も。
偽物可能性もあるし

中古業者が買取して販売した場合に、その名前や材を売り文句にして高値を付けるのは
リスクがある

なので高値で商売ができない
商売にならない、買取をしない

それでオークションサイトで個人間取引

安いものを買うのは安いからいいと思いますが、
高い楽器はやはり怖いですね。
掘り出し物もあるでしょうが、一度も触れないのはこわい。

売ろうと思っても、高い値段で二胡はなかなか売れません。

こばやし二胡教室は中古楽器の買取がんばっています。
材や職人の名前はもちろん見ますが、やはり保障しきれない。
弾いた感触で値付けしています。

高値を出して買ったのに家で眠っている。
どこかで売っても二束三文なの売りたくない。
それはとてももったいないと思います。

弾きたい人のところへ橋渡しをしています。
お気軽にお問い合わせください。

コメントは受け付けていません。

Pocket

CD、楽譜、カラオケ音源、グッズ等…

こばやし二胡教室SHOP こばやし二胡教室SHOP arrow_right
PAGE TOP