こばやし二胡教室 二胡・レッスン・制作

リズムの練習が大切な理由

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二胡は音程が気になる楽器です。

二胡は音程が安定しにくい楽器。
二胡を学んでいる人は皆、音程が気になり、整った音程になるための練習をしようとします。

音程、大切です。

ですが、もっと大切なのが<リズム>。

リズムの練習は大切だ!という話をしたいと思います。

 

何事もリズムが下地

リズムは、会話でも大切ですね。

 

コミュニケーションで大切なのは、相手がどう受け取っているか、です。
相手が理解する間もないほどに自分の意見をまくしたてても、相手に伝わらないどころか、「この人の話、聞きたくない…」「何を言いたいのかわからない」と思われてしまいます。

 

 

多少活舌が悪くても、語彙力が少なくても。ゆったり丁寧な話し方には好感が持てるし、言いたいことを想像して聞き手側で内容を補完することもできます。
幼い子供との会話がそうですよね。

 

 

演奏も同じです。押弦、運弓、装飾音、ビブラート…整理しないままテクニックをつめこんで、説明過多な演奏になっていませんか?

 

リズム感が良い、とは?
演奏においてリズムというと、「楽譜に書いてある通りのタイミングで音を出せること」と思うと思います。
でも、いきなり無から音を出せるわけではありません。
音を出すための予備動作が、音を出す前に必要。

 

 

例えば声の場合、息を吸って口の形を整えることが必要。
「ドン!」と太鼓を叩くには、バチを振り上げ、タイミングを合わせて振り下ろすことが予備動作です。

そういった予備動作も含めて、音楽のリズムの中で流れるように行っていけなければなりません。

 

ある程度は演奏できるのに、歌っているような演奏にならないとか、
速弾きができない人の多くには、演奏にリズムの流れがないことが原因であることが多いように思います。

 

二胡はリズム感が育ちにくい
また、二胡はリズム感が育ちにくい楽器だと思います。

 

二胡は音の立ち上がりが曖昧になりやすく、自分がどのタイミングで音を出したかがわかりにくいです。

 

また、楽譜と二胡だけで練習することが多く、伴奏のリズムを感じて演奏する練習が少なくなってしまいがち。
積極的にリズムに乗って演奏する感覚を育むような練習をしないといけません。

 

音程がずれていることは、チューナーなどで正解がわかりやすい項目です。
そのため、音程に注目しすぎてしまって、他の要素に目がいかないことは多いです。
「もっと音程をよくしなくては」とノイローゼ気味になっている方こそ、リズムを育てる練習をしてみてほしいです。

 

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