駒の交換はいつするのか
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こちらで、
弦の振動は大縄跳びのよう。
縄の両端を持つ人は重要だ、と書きました。
振動する弦の両端は千斤と、駒。
駒は、いつ交換するのでしょうか。
目次
駒を交換する理由
駒は基本的に劣化しません。
なので、定期的な交換が必要なものではありません。
駒の仕事は、弦の振動のエネルギーや情報を、蛇皮に伝えることです。
弦→駒→蛇皮
という構造になっているので、伝言ゲームのように、駒の中をエネルギーや情報が通っていくことになります。
なので、駒の性質によって、伝わり方が変わります。
音色、演奏感、弾きやすさなどが変化します。
自分にとって、楽器をよりよい状態にしたいと望んだとき、駒の交換を考えることになります。
駒は育つ
駒の多くは木製です。
駒は使い込むことで、音にとって都合のよい振動をするように成長します。
今使っている駒に不満がなければ、同じ駒を使い続けることは良い効果を期待できます。
駒は小さいとはいえ、弦のエネルギーと情報が通っていくわけですから、重要です。
駒はずれる
駒に不満がないからといって、ほったらかしでいいものではありません。
駒は、弦と蛇皮の間に挟まっているだけ。
ずれます。
時折、駒の位置や角度を確認して、ずれていれば直してあげましょう。
いろんな駒を試そう
駒は高価なものもありますが、比較的安価に交換できる部品です。
いろいろ変えてみないと、何が自分にとって良いかはわかりません。
飲んだこともないワインの目利きが、ある日突然できるようになる…なんてことがありえないのと同じです。
何気なく使ってみた駒が、自分の二胡生活を変える!なんてこともあります。
使ってみたことのない駒を見つけたら、積極的に使ってみてください。
…ちなみに、こばやし二胡教室製の駒も絶賛販売中です…
使ってみてね!
駒の交換動画
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