数字譜の下線の切れ目
数字譜では、八分音符以下の音の長さを下線で表します。
1本なら八分音符、二重線なら十六分音符、といった感じ。
楽譜を見ていると、同じ八分音符が並んでいるのに切れ目があります。
これについて。
目次
拍ごとにまとめる
これは、拍ごとに下線を切り分けるというルールがあります。
「今、何拍目のどこを演奏しているか」がわかりやすくなるためです。
同じ長さの音符が続くからといって、下線をつないでしまうととても読みにくい楽譜になります。
五線譜でも同じ
これは五線譜でも同じです。
五線譜では八分音符音符に旗が付きます。
同じ長さが連続する場合は旗をつなげていきますが、
拍をまたぐところはつながないですよね。
数字譜は特殊な楽譜ではありません。
五線譜と同じように、利便性を考えられた記譜法です。
似たルールもたくさんあります。
それぞれに得意不得意があるだけです。
重奏でも読みやすく
重奏であった場合、その拍の演奏で、
楽譜に書くと一番長くなってしまう部分にあわせて、
他の段もスペースを取ります。
これで、今どこを演奏しているのかが把握しやすく、
重奏の場合は各パートで、その時何が起こっているのかが
わかりやすくなります。
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