二胡の音にもタンギング
やーー!週一Youtube生放送、
夜の二胡教室2023年6月6日の要点まとめです。
タンギング!これ大事という話。
タンギング
小学生の音楽の授業で、縦笛を練習した時のことは覚えているでしょうか。
そのときに、笛を
「ふー、ふー、と吹いてはいけない。トゥー、トゥー、と吹きなさい」
と習いませんでしたか?
上手な音とは、音の輪郭がはっきりしています。
笛を「ふー、ふー」と吹くと、音の立ち上がりが遅く、いつ音が始まったのか、どのタイミングで出た音なのかがはっきりしない音になります。
だからといって、力んで吹いてしまっては、音のバランスが崩れてしまう。
そこで、タンギングを使うことで、力や勢いに頼らず、明瞭な発声ができるようになります。
*タンギングとは「舌を使い、さまざまな音符を発音をするために管楽器で使用される技法」のことなんだそうです。
二胡でもタンギング
二胡は音がひとつしか出ない代わりに、その一つの音を自由に形作ることができるのが特徴です。
なので、楽器のコントロールが甘いと、音の形がアヤフヤになりやすい。
二胡の音の頭の部分に対しての基本的な技術が、
力や勢いに頼らず、タンギングのように、はっきりとした音の頭を作ること。
音を出す前に、弓で弦を掴むこと
が大事です。
動画では、その練習方法を一つ紹介しています。
弓の毛で弦を掴む感覚は、スタッカートや、強い音を作るとき、速弾きのときなど、とにかく出番が多いです。
「音がいつはじまったのか」が明確でないと、リズム感覚も育ちません。
ついつい何でも「力を入れる」ことで解決しようとしてしまいます。
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